こんにちは、ルーキーおじさんです。
今回はぼかし肥料の作り方を紹介していきます。
なお、自宅のぼかし肥料は現在発酵中で12月に完成予定です。
ぼかし肥料とは
自然由来の有機質を発酵させた肥料で、環境に優しく、土壌や作物に多くのメリットをもたらします!
1.土壌改良効果
土の中で微生物が働けるように、団粒構造(ふかふかな土壌)を作りやすくします。通気性や水はけが良くなり、根の成長が促進されます
2.病害対策
微生物の働きにより、土壌中の有害な菌の増殖を抑制する効果があり、野菜が病気にかかりにくくなり、農薬の使用量を減らすことができます。
3.栄養補給
発酵によって栄養分が常温に分解されるため、作物に安定して栄養が供給され、成長が持続的にサポートできます。またぼかし肥料に使う材料次第では窒素やリン、カリウムなどの必須栄養素をバランス良く取ることができます。
4.環境に優しい
化学肥料に比べて土壌や水質への負担が少なく、自然環境に配慮した肥料です。有機廃棄物を有効活用するために、循環型農業に貢献します。
5.作物の品質向上
微生物による分解で得られるアミノ酸や有機酸が作物に吸収されやすく、美味しさや栄養価が高い野菜になります。
また土壌に生きる力が戻ることで、連作障害の軽減につながります。
ぼかし肥料は、持続可能な農業を目指す上で重要な役割を果たし、健康で美味しい作品作りに欠かせない存在です。
ぼかし肥料になるまでの期間
今回ぼかし肥料は嫌気性発酵と言い、冬なら2〜3ヶ月、春秋なら2ヶ月、夏なら1ヶ月寝かせるものになります。
嫌気性発酵(けんきせいはっこう)とは…土壌中で酸素が不足している環境下で微生物が有機物を分解すること。
使用する材料
今回使用する材料と割合
- 米ぬか…3
- 油かす…1
- 牡蠣殻石灰…1
- 腐葉土…0.5
なお、上記の材料以外にも鶏糞、魚粉、発酵材等を入れたり、中にはヨーグルトや納豆を入れたりして色々アレンジができます。
やってみよう!
まず材料を用意!
米ぬか。近くのコイン精米所で手に入れたものです。
油かす。JAで2キロ240円で手に入りました。
牡蠣殻石灰。ホームセンターで20キロ500円くらいでした。牡蠣殻石灰は使い勝手良さそうなので大袋で買いました。
腐葉土。何かのときの余りがあったのでついでにいれました。発酵促進のために入れてますが、過去2回は入れてなくても成功したのでなくても大丈夫です。
ブルーシート 作業ヤードです。1.8×1.8あれば十分です。
あとは水を用意してスタート!
ブルーシートを広げ水以外の材料全部投入!
混ぜる
水を少し投入。何回かに分けて入れます
投入したらまんべんなくかき混ぜて再度投入!今回はもんじゃ風に
混ぜて投入を繰り返し、握ったら少し形になる程度に水を含ませる。
あまりに水分量が多いとうまくいかないので、水分は少しずつ追加!
↓混ぜおわり
これを袋にいれます
嫌気性発酵は密閉する必要があるので、空気を目一杯抜きます
そして、封印、獄門キョウ閉門!
あとは雨風しのげるとこに放置!
そして施錠!
施錠よし!
今回は秋で気温が下がってきたので2ヶ月放置します。
2ヶ月後チーズのような匂いがしたら完成です。続きは2ヶ月後!
EM菌をいれるとより発酵しやすくなります。
EM菌
そして放置へ…
今回の作り方は、混ぜて密閉で放置したらできるもので非常に手軽にやりやすく、私のように自宅にあまり作業スペースがない家庭でも比較的作りやすいです。
できたものを乾燥させれば長い期間使えるそうなので手作りの有機肥料作ってみたいなあっていう方是非やってみてください、オススメです!
今回使用した材料の紹介
米ぬか↓ 精米所があればそこで必要な分を持ってくるのがいいです。
油かす↓結構使用することが多いので、大袋で買うのもオススメです。
牡蠣殻石灰↓
腐葉土
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