一坪菜園

穴を掘るだけ!家庭から出る生ごみを90%減らすことが出来る生ごみ処理機[天然キエーロ]

一坪菜園

こんにちは、ルーキーおじさんてす。

今日は我が家でも実践している天然キエーロを紹介したいと思います。スコップ一本あれば大丈夫です。

上の画像が我が家の天然キエーロです。

そうです、ただの土です(⁠^⁠^⁠)

キエーロとは…自然の力で生ゴミを土に還すことを目的としたエコな生ゴミ処理法です。名前の由来は「消える」という言葉から来ており、生ゴミを簡単に土中で分解できることから注目を集めています。

簡単に説明すると、地面に穴掘って生ごみ入れて土被せるだけです。では、順に説明します。

使うもの

  • スコップ
  • 黒土、畑土…15キロ(なくても良い)

キエーロの仕組みが土の中にいる微生物が生ごみを分解することで土から生ごみがなくなる(二酸化炭素と水に変わる)ため、微生物の多い黒土か、既に使用している畑土を使用した方が、分解が早くなるためです。

ただ、使わなくても生ごみ投入→分解を繰り返すことで微生物が増えていき次第に分解スピードが上がるため、なるべくコストをかけたくない方はわざわざ土を買わなくても大丈夫です。

作り方

1.敷地の使っていないスペースに幅100センチ以上×奥行き30センチ程度の場所決めをする。

2.その場所を深さ30〜40センチ掘り返してその範囲を柔らかくする。

3.(土が用意できる場合)掘った土と用意した土を混ぜる。

完成です。

使い方

➀を深く掘り、生ごみを投入し、ごみが隠れる程度に薄く土をかける。

ポイント→薄くというのが重要で、生ごみが隠れないと小バエが発生したり悪臭がすることがあります。反対に、土を被せすぎると次回以降に処理できる回数が減り処理しきれなくなる可能性があるので、隠れる程度に薄くです。

①が地面の高さと同じになるまで生ごみ投入→土被せるを繰り返す。

①がいっぱいになったら②を深く掘り生ごみを投入し薄く土をかける。

②が地面の高さと同じになるまで生ごみ投入→土被せるを繰り返す。

②がいっぱいになったら③を深く掘り生ごみを投入し薄く土をかける。

③が地面の高さと同じになるまで生ごみ投入→土被せるを繰り返す。

微生物の分解がうまくいっていれば③が使い終わる前には①から生ごみは消えてます

実際の手順

穴を掘る

生ゴミ投入

刻んで刻んでならす

見えなくなる程度に薄くかけて終わり

あとは生ゴミ投入→土戻すを繰り返して、もとの地盤高まで埋めたら別な穴を掘っての繰り返しです。

分解の目安

微生物の働きは気温に依存するため、おおよその目安としては次のようになります。

・春秋…10日
・夏…7日
・冬…2週間

また、入れる生ごみのサイズにもよります。細ければ細かいほど早く分解されます。

コツ

・野菜等は穴に入れて土を被せる前にスコップでザクザク小さくすると分解が早いです。

食用油はブースト効果あり…分解が促されます!

見えなくなるように土を被せる

最も重要です!これを怠るとコバエがわいたり悪臭がするようになります

分解できるもの・できないもの

できるもの

  • 野菜くず
  • 大豆製品(豆腐、納豆)
  • 乳製品
  • 米、麺
  • 食用油
  • 肉、魚
  • お惣菜
  • こんにゃく
  • 加工食品全般
  • 果物の皮
  • コーヒー、お茶の出がらし
  • 野菜の残渣(ざんさ)※
  • 雑草、落ち葉、剪定した葉※

※残渣と雑草等は空きスペース等で嵩を減らしてから入れたほうが良いです。

できないもの(できても時間がかかるもの)

  • 骨(手羽元の場合骨だけ残ります)
  • 卵の殻(時間がかかるので細かく砕く)

あとは思いついたら更新します

メリット・デメリット

メリット

・生ゴミを90%減らせる。

私の体感で、生ゴミが90%減らせます。

あとの10%が、分解できないものだったり、ごみの日に入れるのが手間でそのまま捨てたものもあるため、おじさんのやる気によるところがほとんどです。

生ゴミの日を気にせず捨てられる

毎日出た生ゴミを捨ててもいいですし、2日毎でもいいし、捨てたい時に捨てられるのがメリットです。しかも量が増えない

私もこの仕組みは驚きました。福島は果物栽培が盛んで、よく果物の皮を捨てるんですが、大量の皮は一体どこへ?って感じでなくなります。

SDGsに貢献

SDGsとは…人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標 日本ユニセフ

福島は生ゴミの排出が全国ワーストランキングの常連で、我が家でも今までは果物やの皮だけでも毎年十キロ以上は出ていたと思います。悪くなった野菜やキノコ類等も相当な量を廃棄していました。

それがキエーロを導入してから、基本的にはほぼ出さなくなりました。一個人が減らせるごみの量はほんの少しかもしれませんが、微力ながら地域の環境改善に貢献していこうと、おじさんは頑張ってます。

デメリット

・穴を掘る必要がある

ごみを埋めては土を戻し埋めては戻しを繰り返すので、必然的に埋めた分の穴を最終的にはまた掘り返す必要があり、億劫に感じるかもしれません。

・敷地の一部が使えなくなる

ごみ処理のスペースを他の用途に使用できなくなるため、例えば子供の走り回れるスペースは減ってしまいます。またキエーロの部分だけ土が柔らかいので、誤ってつまづかいように場合によっては目印などあったほうがいいかもしれません。

容器タイプのキエーロとの比較

置き型タイプのキエーロは値段はピンキリですが、高いものだと数万円することもあります。

エクステリアとしては映えるので欲しい気持ちはもちろんあるんですがなかなかいいお値段します(⁠–;)

ただプラスチックの衣装ケースを使って似たような事を以前やったことがあるので、置き型タイプの使い方などを今後別記事で紹介していこうと思います。

個人的な感想です↓

天然キエーロ容器キエーロ
コスト◯…土とスコップがあればOK△…本格的なものは割と高価。DIYで製作か安価なものの代用でコストは抑えられる(維持管理は必要)。
エクステリア✕…オシャレではない◯…オシャレ
容量◯…土地さえあれば範囲を広くして処理能力をあげることもできる△…容器の大きさに依存するため、まかないきれない時は捨てるか増設の必要あり。
水の管理◯…基本的には自然降雨でOK△…雨が当たらないようにするため、ある程度水が必要になる
手軽さ△…穴を深く掘るのが慣れるまで大変かも◯…浅い穴をローテーションして入れていくためかなり手軽にできる。

以上が天然キエーロの紹介になります。

穴を掘って、生ゴミ臭から解放され快適ライフをどうぞ(⁠^⁠^⁠)!

容器キエーロも1シーズン試したので近々紹介します。

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